2017. 3. 12.
そもそも任意売却は、専門業者以外にも、一般的な不動産業者や弁護士、司法書士といった方々に依頼することもできます。しかしおすすめは任意売却に長けている業者です。
その理由は、なんと言っても交渉や手続きの練度、買い主探しの情報量やネットワークなどの点で秀でているからです。
一般的な不動産業者の場合だと…
不動産売買には変わりありませんので受け付けてはくれます。
しかし、ローンの残額が売却予想額よりも高額な場合(売却してもローン完済にならない場合)には、その不足分をどうするかといったことへの対応はあまり期待できません。それこそ、「任意売却を扱うのは今回が初めて」という事態もありえます。
懇意にしている業者にどうしてもお願いしたいといった場合でも、それこそ情に流されず、任意売却で債権者と交渉をした経験が、どれくらいあるのかを確認してから依頼すべきです。
弁護士や司法書士の場合だと…
安心や信用という面でポイントは高くなります。債権者との交渉などは心強いでしょう。
その反面、不動産の売却先の選定や値段交渉といった業務までをこうした士業の方々が直接することは少なく、実際には付き合いのある不動産業者へ外注することが多いようです。結局は、その外注先の能力に左右されるという事になってしまいます。
以上の通り、不動産業者や弁護士、司法書士といった業種の方々に依頼することは決して間違いではありませんが、内容の満足度という点では未知数です。任意売却という手続きや交渉に対する練度という観点からも、一番のおすすめは任意売却に長けた業者になります。